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【倶知安農業高校 サクッとつかむ!学校の特徴まとめ】
- 学校の特色:昭和16年(1941年)創立、80年以上の歴史を刻む後志管内唯一の道立農業高校。全日制生産科学科(1学年定員40名・1学級編成)を設置し、道内全域から出願可能。令和7年度入学生より「アグリプロダクションコース(野菜・畜産・食品加工・販売)」と「アグリベースコース(農業基盤整備・土壌改良・測量・スマート農業)」の最新2コース制へとリニューアル。特産ジャガイモでのJGAP認証取得や、地元・二世古酒造との共同醸造純米酒「忠:なかごころ」、和牛甲子園出場など、全国トップレベルの実践的アグリ教育を展開しています。
- 入試形式・合格のポイント:推薦選抜(募集定員40名に対して推薦枠90%程度・最大約36名)と一般選抜(5教科500点満点・傾斜配点なし)を実施。推薦選抜・一般選抜ともに「個人面接」を実施。公立高校入試公的データにおいて専門学科のため偏差値は「-(未算出)」、令和8年度一般選抜倍率は「0.39倍」(推薦倍率は直近3年連続1.00倍)。一般選抜では学力重視枠(学力6:評定4)と調査書重視枠(評定8:学力2・面接重視)が各15%設定されており、農業や食への強い興味関心と面接での意欲アピールが合格の決定打となります。
- 進路・出口実績:就職・進学ともに100%近い決定率を誇る高い進路実現力。過去3年間で国公立大学(帯広畜産大学、北海道教育大学、釧路公立大学)や私立大学(酪農学園大学、東京農業大学、北海道科学大学など)へ進学。さらに国家公務員(農業土木)、北海道職員(農業B区分)、北海道警察、倶知安町役場などの公務員試験や、ようてい農業協同組合、和弘食品、ヰセキ北海道、ルピシアグルマン、倶知安厚生病院など地元中核企業への就職実績を多数誇ります。
【入試データ早見表】
- 偏差値:-(公立高校入試公的データ準拠・専門学科単科のため算出なし)
- 倍率:0.39倍(令和8年度 一般選抜/定員40名・推薦枠90%程度)
- 定員:40名(全日制生産科学科 1学級/道内全域から出願可能)
- 学区:後志学区(※農業学科のため道内全域から受検可能・全国募集枠あり)
倶知安農業高校の基本情報と特徴
北海道倶知安農業高等学校(ほっかいどうくっちゃんのうぎょうこうとうがっこう)は、北海道虻田郡倶知安町字旭15番地に所在する道立の農業高等学校です。
雄大な名峰・羊蹄山とニセコ連峰に抱かれた自然豊かな環境に位置し、広大な実習農場や先端施設を有しています。
昭和16年(1941年)の創立以来、80年以上の長きにわたり後志管内の農業・地域産業を牽引する中核人材を育成し続けてきました。
地域住民や中学生からは親しみを込めて「倶知安農業高校(くっちゃんのうぎょうこうこう)」や「倶農(くのう)」の愛称で呼ばれています。
これまでに9,200名を超える有為な卒業生を社会へと送り出し、農業経営者はもちろん、食品・バイオ産業、建設・農業土木、公務員、医療福祉など多方面で活躍しています。
後志管内唯一の道立農業高校として、1学年1学級(定員40名)のきめ細やかな少人数指導体制を確立しています。
教職員と生徒が一体となったアットホームな校風のなかで、一人ひとりの個性と進路目標に応じた手厚いキャリア教育を展開しています。
沿革・歴史と教育目標・校訓
倶知安農業高校は、昭和16年(1941年)2月25日に文部省告示第165号により設置認可を受け、同年4月21日に庁立倶知安中学校の仮校舎にて開校式を挙行したことに始まります。
昭和23年(1948年)の学制改革に伴い「北海道立倶知安農業高等学校」と改称し、昭和25年には現校名である「北海道倶知安農業高等学校」となりました。
令和4年度(2022年度)に創立80周年の大きな節目を迎え、令和8年度(2026年度)には創立85周年の佳節を迎える伝統の農業教育を礎に、時代の変化を見据えた教育改革を力強く推進しています。
【倶知安農業高校の校訓/教育目標/スクールミッション】
- 校訓:「至誠(しせい)」――「北海道倶知安農業高等学校出身者は真心溢れる人格でありたい」という崇高な趣旨が込められています。
- 校章の由来:昭和23年の新学制移行に伴い制定。純粋・潔白を象徴する「雪の結晶」に、学問の意を託した「ペン」を配し、中央に「農高」の文字を刻んだ誇り高きデザインです。
- スクールミッション(令和8年度公定):
- 郷土を愛するとともに、地域産業の持続的な成長を担う職業人に求められる資質・能力を身に付けた生徒の育成
- 豊かな人間性や社会性を培い、自立した社会人・職業人となる生徒の育成
- 主体性や探究心をもって、協働的・継続的に学ぶことができる人材の育成
- 物事を大局的に捉え、社会構造や環境の変化に対して新しい価値を創造できる人材の育成
- 入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー):
- 農、食、環境への興味・関心を持ち、意欲的に学習に取り組む生徒
- 将来の進路実現を目指し、学業に積極的に取り組む生徒
- 諸活動(ボランティア、コンクール、発表会など)などに積極的に参加する生徒
- 他者を思いやる心を持ち、仲間と協力して充実した高校生活を送ろうとする生徒
倶知安農業高校では、校訓「至誠」のもと、誠実で思いやりのある豊かな人間性と、地域社会の持続可能な発展を支える実践力を育んでいます。
生徒一人ひとりが自己肯定感を高めながら、自立した職業人・社会人として羽ばたける教育環境が整っています。
学科編成と教育課程・学習の特色
倶知安農業高校は、全日制の「生産科学科」(1学年1学級・定員40名)を設置しています。
農業学科であるため後志管内にとどまらず、北海道内全域から受検・出願が可能です。
令和7年度(2025年度)入学生からは、従来の生産加工コース・生活園芸コースを抜本的に再編し、時代のニーズに対応した新しい2コース制へと進化しました。
【倶知安農業高校の学科構造と新2コース制の特色】
- 1年次の共通基礎学習:1年次は全員共通カリキュラムで学びます。「農業と環境」「農業と情報」「総合実習」「野菜」「畜産」などの専門基礎科目と普通教科をバランスよく履修し、農業全般の基礎知識と技術を体系的に習得します。
- アグリプロダクションコース(2・3年次選択):野菜栽培・畜産・食品加工を中心に学習するコースです。地元企業と連携した有機農業など持続可能な農業を学び、学校農場で生産したトマト・大豆・肉類をトマトジュース・味噌・ソーセージ等へと加工・販売。「生産→加工→流通・販売」の一連の6次産業化サイクルを肌で体感し、食の創造力とビジネス感覚を磨きます。
- アグリベースコース(2・3年次選択):次世代の農業経営を身に付けるため、農場の基盤整備、土壌改良、環境保全を中心に学習するコースです。「測量」「栽培と環境」「農業土木施工」などを学び、科学的・数学的思考力と情報処理技術を育成。現代のスマート農業(GPS自動操舵・ドローン・ICT環境制御等)や特別栽培に対応できる確かな土台を築きます。
- 特産ジャガイモでのJGAP認証継続取得:倶知安町を代表する農作物「ジャガイモ」において、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる公的国際基準「JGAP認証」を継続取得。安心・安全な農産物生産管理を実践的に学べる全国有数の教育環境を誇ります。
- 地元・二世古酒造との連携純米酒「忠:なかごころ」共同プロジェクト:学校農場において酒造好適米「彗星」や「きたしずく」を栽培。地元倶知安町の銘蔵「二世古酒造」と強力にタイアップし、生徒が栽培した酒米からオリジナル純米酒「忠:なかごころ」を醸造・販売しています。さらに副産物である酒粕を活用したマドレーヌやクッキーの開発、酒粕パウダーの活用提案など、地域資源の付加価値創出に挑んでいます。
- 和牛甲子園出場と黒毛和種A5ランク牛肉の生産:学校農場の牛舎で黒毛和種を大切に肥育。第9回和牛甲子園(全国農業高校和牛枝肉共励会)に生徒が出場するなど、最高峰の肉牛管理技術を体得しています。生徒の手で育てたA5ランク極上牛肉は地域からも大絶賛されています。
- 直売イベント「農高のおみせ」による地域還元:生徒が育てた新鮮な減農薬野菜、花苗、加工品(トマトジュース、ソーセージ、味噌など)を、倶知安駅前や商工会議所協力のもと定期開催される「農高のおみせ」で生徒自ら対面販売。地域住民との温かなふれあいを通じて、高いコミュニケーション能力と商学実践力を培います。
倶知安農業高校の学びは、教室内の座学だけにとどまらず、土に触れ、作物を育て、命と向き合う体験学習が中心です。
農産物の生産から高度な加工技術、パッケージデザイン、地域販売までを一貫して体験できる環境は、他校にはない大きな強みです。
基本情報一覧とアクセス
倶知安農業高校の所在地、連絡先、設置学科、学区などの基本諸元は以下の通りです。
| 学校名 | 北海道倶知安農業高等学校(通称:倶知安農業高校 / 愛称:倶農) |
|---|---|
| 設置者・区分 | 公立(北海道立・全日制課程・学年制・男女共学) |
| 設置学科・コース | 生産科学科(2年次より「アグリプロダクションコース」「アグリベースコース」の2コース制) |
| 募集定員 | 40名(1学年1学級編成/推薦選抜標準受入枠90%程度・最大約36名) |
| 所属学区 | 後志学区(※専門学科のため道内全域から受検・出願可能/全国募集枠あり) |
| 校訓 | 至誠(しせい) |
| 校長名 | 川嶋 修一 |
| 所在地 | 〒044-0083 北海道虻田郡倶知安町字旭15番地 |
| 連絡先 | TEL:0136-22-1148 / FAX:0136-22-2252 |
| 通学アクセス | JR函館本線「倶知安駅」より徒歩約20分(車・自転車で約5分)。羊蹄山麓各町(ニセコ町、蘭越町、京極町、喜茂別町など)からもスクールバスや路線バス・鉄道で通学可能。 |
| 公式サイト | 北海道倶知安農業高等学校 公式HP |
広大な敷地内には、普通教室棟や特別教室棟に加え、近代的なガラス温室、水耕栽培温室、大型ハウス群(花・野菜・トマト・水稲)、牛舎、豚舎、測量実習地、機械庫、大型グラウンドなどが整然と配置されています。
JR倶知安駅からも徒歩圏内であり、通学しやすいロケーションに恵まれています。
倶知安農業高校の最新偏差値と合格ライン
北海道の公立高校入試公的データにおいて、倶知安農業高校生産科学科の最新偏差値指標は「-(算出なし)」となっています。
これは農業高校等の専門学科単科校において、普通科のような一般的な学力模試偏差値での一律算出が行われていないためです。
受検生の合格目標内申点および学力検査の目安ラインは以下のようになります。
| 設置学科 | 公立入試偏差値指標 | 合格目標内申ランク | 一般選抜目標当日点(500点満点) |
|---|---|---|---|
| 生産科学科 | -(未算出) | G〜Iランク(内申点135〜195点目安) | 120点〜180点以上(各教科25〜35点以上) |
倶知安農業高校の合否判定においては、当日のテストの点数だけでなく、中学校での出欠状況や日頃の生活態度、特別活動への取り組み姿勢が極めて重視されます。
北海道教育委員会が策定した一般選抜の選考基準では、第1次選考(70%)で内申点と学力検査を「等同(5:5)」で総合判定し、残る30%について以下の2段階選抜(複数尺度)が適用されます。
| 選抜区分 | 選考枠比率 | 学力検査 : 個人調査書 比率 | 重視される評価項目・実技等 |
|---|---|---|---|
| 第1次選考(同等枠) | 定員の70% | 学力 5 : 評定 5 | 学力検査成績と全教科評定を同等に評価 |
| 第2次選考(学力重視枠) | 定員の15% | 学力 6 : 評定 4 | 当日の学力検査得点を高比率で重視 |
| 第2次選考(調査書重視枠) | 定員の15% | 評定 8 : 学力 2 | 特別活動の記録、総合所見、個人面接を重視 |
調査書重視枠では「評定8:学力2」という極めて高い内申比率が採られ、さらに「個人面接」の評価が重視項目として明確に指定されています。
中学校で真面目に学業や委員会活動、部活動、ボランティア等に励んできた受検生にとって、極めて有利な選考システムとなっています。
倶知安農業高校の推薦入試・一般入試と倍率
倶知安農業高校の入学者選抜は、「推薦入学者選抜」と「一般入学者選抜」の2方式により実施されます。
とくに推薦選抜は募集枠が極めて広く設定されており、早期進路決定を目指す受検生にとって最大のチャンスとなります。
入試方式(推薦選抜と一般選抜)
倶知安農業高校の推薦選抜は、募集定員40名に対して「90%程度(最大約36名程度)」という極めて大きな受入れ枠が設けられています。
北海道教育委員会が定めた推薦受入れ方針では、以下のいずれかに該当する生徒が出願対象となります。
【倶知安農業高校 推薦選抜の出願方針(次のいずれかに該当する生徒)】
- 農、食、環境への興味・関心を持ち、意欲的に学習に取り組む生徒
- 将来の進路実現を目指し、学業に積極的に取り組む生徒
- 諸活動(ボランティア、コンクール、発表会など)などに積極的に参加する生徒
- 他者を思いやる心を持ち、仲間と協力して充実した高校生活を送ろうとする生徒
選考では「個人面接」が全員に実施され、作文や実技試験、英語聞き取りテスト等は課されません。
個人調査書では、各教科の学習の記録、総合的な学習の時間、特別活動の記録に加え、総合所見(奉仕活動、部活動・文化活動・スポーツ活動、各種資格検定取得など)がバランスよく総合評価されます。
一方、一般選抜は、5教科(国語・数学・英語・社会・理科)各100点計500点満点の学力検査(標準問題・傾斜配点なし)が実施されます。
一般選抜においても、受検者全員に対して「個人面接」が実施される点が倶知安農業高校の大きな特色です。
試験内容の傾向と対策(面接・学力検査など)
倶知安農業高校の合否において最も決定的な役割を果たすのが「個人面接」です。
推薦選抜はもちろんのこと、一般選抜でも面接が課されるため、事前の面接対策が極めて重要になります。
【倶知安農業高校 面接試験で頻出の質問と合格対策の要点】
- なぜ普通科ではなく倶知安農業高校なのか(志望動機):数ある高校の中で、なぜ農業高校を選んだのか、倶知安農業高校のどのような学びに魅力を感じたのかを具体的に語れるようにしましょう。「アグリプロダクションコースでの食品加工や六次産業化に興味がある」「アグリベースコースでスマート農業や土壌改良を学びたい」「二世古酒造との日本酒プロジェクトに関わりたい」など、高校独自の取り組みに触れると強いアピールになります。
- 農業実習や作業に対する体力と意欲:農業高校の実習は、炎天下での畑作業や早朝の実習、生き物の世話など、体力と根気が必要です。「中学校の部活動で体力を培ってきた」「泥や土に触れる作業が好きである」「責任を持って作物を管理できる」など、実習に前向きに取り組む姿勢を伝えましょう。
- 高校卒業後の進路希望:「農業関連企業や食品加工業に就職したい」「農業土木の技術を身につけて公務員を目指したい」「帯広畜産大や農業系大学に進学して専門研究を深めたい」など、将来の夢や目標を明確に持ち、高校3年間をどのように過ごしたいかを言語化しておきましょう。
- 一般選抜の学力検査対策:公立標準問題で出題されるため、中学校の教科書レベルの基本用語・公式・計算問題を確実に解けるように基礎固めを徹底しましょう。過去問を演習し、基本問題での取りこぼしを防ぐことが合格への近道です。
面接では、礼儀正しい挨拶、身だしなみ、はきはきとした受け答えが第一印象を大きく左右します。
志望理由や自己PRを丸暗記するのではなく、自分の言葉で熱意を持って伝える練習を重ねましょう。
入試倍率の推移(直近3カ年)
公立高校入試公的データに基づく、倶知安農業高校生産科学科の直近3カ年(令和8年度・令和7年度・令和6年度)の入試倍率推移は以下の通りです。
| 学科名 | 募集定員 | 一般選抜倍率 | 推薦選抜倍率 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和8年度 | 令和7年度 | 令和6年度 | ||
| 生産科学科 | 40名 | 0.39倍 | 0.56倍 | 0.50倍 | 1.00倍 | 1.00倍 | 1.00倍 |
直近3年間の入試データを見ると、推薦選抜は令和6年度から令和8年度まで3年連続で「1.00倍」で推移しています。
出願基準を満たし、真摯に意欲を示した受検生がしっかりと内定を獲得していることがわかります。
一方、一般選抜倍率は0.39倍〜0.56倍と定員割れの状況が続いており、広域からの受検生にとってもチャレンジしやすい環境です。
倍率が落ち着いているとはいえ、一般選抜でも全員に面接が課されるため、決して油断せずしっかりとした準備を行って本番に臨みましょう。
倶知安農業高校の進路・大学合格実績
倶知安農業高校は、就職に強いだけでなく、国公立大学や農業系・理工系私立大学、各種専門学校への進学実績においても極めて高い成果を挙げています。
高校公式資料に基づく、直近3年間(令和5年度・令和6年度・令和7年度卒業生)の進路決定状況の推移は以下の通りです。
| 卒業年度 | 卒業生総数 | 進学実績内訳(進学率) | 就職実績内訳(就職率) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国公立大 | 私立大 | 専修・各種 | 進学計 | 公務員 | 民間企業等 | 就職計 | ||
| 令和7年度(2025年春) | 22名 | 0名 | 2名 | 11名 | 13名(59%) | 1名 | 8名 | 9名(41%) |
| 令和6年度(2024年春) | 16名 | 2名 | 5名 | 2名 | 9名(56%) | 1名 | 6名 | 7名(44%) |
| 令和5年度(2023年春) | 18名 | 1名 | 0名 | 6名 | 7名(39%) | 2名 | 9名 | 11名(61%) |
進路決定率は3年連続で100%を達成しており、卒業生全員が希望通りの進路を掴み取っています。
近年は進学率が56%〜59%と過半数を占めており、農業・バイオ・調理製菓・医療福祉などの高度な専門知識を深めるために進学を選ぶ生徒が増加しています。
過去3年間の主な進学先および就職先の内訳は以下の通りです。
| 国公立大学 | 帯広畜産大学(畜産学部)、北海道教育大学、釧路公立大学(経済学部) |
|---|---|
| 私立大学 | 東京農業大学、酪農学園大学(農食環境学群)、北海道科学大学、北翔大学、北海道武蔵女子大学、日本医療大学、札幌国際大学 |
| 専修・各種学校 | 光塩調理製菓専門学校、札幌調理製菓専門学校、札幌ベルエポック製菓・調理専門学校、北海道エコ・動物自然専門学校、大原法律公務員専門学校、北海道介護福祉専門学校、北海道保育専門学校、日本工学院北海道専門学校、北海道鍼灸専門学校、札幌デジタル&動物医療・観光専門学校、札幌ミュージック&ダンス・放送専門学校、専門学校サイバークリエイターズ大学校 など |
| 公務員採用実績 | 国家公務員(一般職・農業土木区分)、北海道職員(農業B区分)、北海道警察、倶知安町役場 |
| 主な一般就職先 |
【農林・食品・製造】ようてい農業協同組合(JAようてい)、和弘食品株式会社、株式会社日総、石川農園、黎明農園、北海道ミネラルウォーター株式会社、コアレックス道栄株式会社 【建設・工業・機械】株式会社ヰセキ北海道、菊地建設鉱業株式会社、株式会社後志くみあい機械センター、共栄自動車、株式会社熊谷本店 【医療・福祉】倶知安厚生病院、仁木長寿園 【サービス・その他】株式会社ルピシアグルマン、新日本海フェリー株式会社、国際サービス株式会社、テレポートモバイル倶知安店、倶知安商工会議所、株式会社U-NEXT HOLDINGS、日本郵政株式会社 |
特に帯広畜産大学や酪農学園大学、東京農業大学といった名門農学系大学への進学ルートが確立されている点は、農業高校ならではの大きな強みです。
就職においても、国家公務員農業土木や道庁農業職、地元役場、JA、優良地元企業から毎年多数の求人が寄せられており、抜群の信頼と実績を誇っています。
倶知安農業高校の学校生活・部活動・校風
倶知安農業高校の学校生活は、羊蹄山の雄大な景観のもとで四季折々の自然と触れ合いながら、仲間とともに生き生きと活動できる温かな環境に満ちています。
学校の中核組織である「生徒クラブ(生徒会と農業クラブの統合組織)」を中心に、多彩な課外活動が活発に展開されています。
全道・全国大会出場の活発な部活動
倶知安農業高校では、全校生徒が「生徒クラブ」に加入し、各種農業クラブ競技大会(意見発表、技術競技、実績発表)に出場して切磋琢磨しています。
それに加え、放課後の自由加入組織として、運動部・文化部の部活動が開設されています。
| 区分 | 部活動・外局・同好会一覧 | 活動の特色と主な実績 |
|---|---|---|
| 体育系部活動 | 野球部 | 広大な専用グラウンドで日々練習に励み、高野連小樽支部大会での勝利を目指して少人数ながら団結力ある熱いプレーを展開しています。 |
| 文化系部活動 | 写真部、書道部 | 高文連後志支部大会や全道大会への作品出品、学校祭(倶農祭)での作品展示など、感性を磨き個性を発揮する制作活動を行っています。 |
| 外局・生徒会 | 生徒クラブ(生徒会執行部・農業クラブ統合組織) | 学校行事の企画運営、南北海道実績発表大会・技術競技大会・意見発表大会への全校出場、地域販売「農高のおみせ」運営、和牛甲子園出場など中核的活動を統括。 |
全校生徒が主体となって運営する生徒クラブ活動は、プレゼンテーション能力やリーダーシップ、協調性を培う絶好の機会となっています。
放課後には部活動と実習を両立させながら、充実した時間を過ごす生徒が多く見られます。
伝統の年間行事・学校行事
倶知安農業高校の年間行事は、農業高校ならではの実践行事や地域連携イベントが四季折々に散りばめられています。
春の種まきから秋の収穫、冬の探究発表やスキー授業まで、自然のリズムに合わせたダイナミックなスクールライフが魅力です。
【倶知安農業高校の主な年間スケジュールと特色ある行事】
- 4月:入学式、基礎力診断テスト、生徒クラブ説明会・年度始総会、クラス意見発表大会。新入生を迎えて活気あふれるスタートを切ります。
- 5月:校内意見発表大会、土木関連特別講座、日本酒お披露目会、1年スキルアップ実習、水田交流。
- 6月:農業クラブ実績発表地域大会、土木関連特別講座、前期中間考査、かぼちゃ定植、ソーセージ製造実習。
- 7月:農業クラブ意見発表地域大会、校内技術競技大会、農地整備見学、直売会「農高のおみせ」開催、夏季休業前集会。
- 8月:くっちゃん「じゃが祭り」参加、農業クラブ技術競技全道大会、夏季休業明集会、直売会「農高のおみせ」。
- 9月:農業クラブ実績発表全道大会、意見発表全道大会、前期期末考査、農業土木関連現場見学、直売会「農高のおみせ」。
- 10月:中学生体験入学、後期始業式、基礎力診断テスト、伝統の学校祭「倶農祭」、直売会「農高のおみせ」。農産物即売会には町内外から長蛇の列ができます。
- 11月:進路学習会、科目選択ガイダンス、後期中間考査、探究学習成果発表支部大会。
- 12月:校内実績発表大会、体育祭、冬季休業前集会。クラス対抗の体育祭で団結を深めます。
- 1月:冬季休業明集会、羊蹄山麓の良質な雪を満喫する「スキー授業」。
- 2月:1・2年学年末考査、和牛甲子園出場、1年学力テスト。
- 3月:卒業式。仲間と恩師への感謝を胸に、立派に成長した卒業生が新たなステージへと旅立ちます。
地域住民が心待ちにする「倶農祭」の農産物直売会や、倶知安駅前での「農高のおみせ」は、生徒たちが丹精込めて育てた作物を直接手渡す最高の喜びを味わえる瞬間です。
地域密着の教育活動を通じて、地域を愛し地域に貢献する豊かな心が育まれます。
制服・校則と教育環境
倶知安農業高校の制服は、清潔感と機能性を兼ね備えたシックで端正なブレザースタイルです。
校則は華美な装飾を慎み、高校生としての品位と安全を大切にする標準的で穏やかな規律が保たれています。
【倶知安農業高校の制服・実習服と広大なキャンパス設備】
- 制服仕様:濃紺を基調とした洗練されたブレザースタイル。男子はスラックス、女子はチェック柄プリーツスカートまたはスラックスを選択可能。式典や通学に適した品格あるデザインです。
- 実習服・作業着:農場実習や食品加工実習の際は、学校指定の清潔で機能的な実習服(つなぎ・白衣・長靴・帽子など)を着用。安全管理と衛生管理の基本を徹底して身につけます。
- 道内屈指の広大な農業実習設備:校地内には普通教室棟・特別教室棟・格技場・体育館に加え、牛舎、豚舎、水耕栽培温室、大型ハウス(花・野菜・トマト・水稲)、大型トラクターやコンバインを保管する機械庫、測量実習地、乾燥収穫庫、牧草収納庫、牧草地、イオウ川沿いの広大な圃場が整備されています。
- ICT教育環境と遠隔学習:普通教室には大型提示装置やWi-Fi環境が完備され、生徒一人ひとりの端末を活用したデジタル学習やスマート農業データ分析がスムーズに行えます。
自然に囲まれた広大なキャンパスは、都会の学校では決して味わえない開放感と学びに満ちています。
安全に配慮された充実の実習環境のもとで、のびのびと自分らしく成長できる教育空間が広がっています。
FAQ-倶知安農業高校のよくある質問
Q1: 農業の経験が全くない中学生でも授業についていけますか?
A1: 全く心配ありません。入学する生徒の多くが非農家出身であり、農業の経験がない状態でスタートします。1年次に土の耕し方や種まき、道具の使い方など基礎の基礎から先生方が丁寧に指導するため、誰でも安心して楽しく農業技術を習得できます。
Q2: 後志管外や札幌方面など、遠方からでも出願・受検できますか?
A2: 出願可能です。倶知安農業高校は農業の専門学科(生産科学科)であるため、普通科と異なり北海道内全域から受検・出願が認められています。近年は食やアグリビジネスに関心を持つ遠方からの受検生も増加しています。
Q3: 農業高校から大学への進学は本当に可能ですか?
A3: 十分に可能です。過去3年間でも帯広畜産大学、北海道教育大学、釧路公立大学などの国公立大学や、酪農学園大学、東京農業大学などの名門私立大学へ合格者を輩出しています。農業クラブ活動や課題研究の実績を活かした総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜で強みを発揮できます。
Q4: 令和7年度からの新コース制(アグリプロダクション/アグリベース)はどう選ぶのですか?
A4: 入学後の1年次は全員共通で農業の基礎を学びます。その間に自分の適性や将来の進路希望を見極め、1年次の秋に行われる科目選択ガイダンスを経て、2年次進級時に「アグリプロダクションコース」または「アグリベースコース」を選択します。じっくり学んでからコースを決められるため安心です。
Q5: 推薦入試で合格するためには、どんな準備をしておくべきですか?
A5: 推薦選抜では定員の90%程度という広い受入れ枠があり、「個人面接」と「個人調査書」で合否が判定されます。中学校での日々の学習や特別活動に真面目に取り組むとともに、なぜ倶知安農業高校で学びたいのか、将来どんな進路に進みたいのかを自分の言葉でしっかり伝えられるよう面接練習を重ねることが最も大切です。
まとめ
北海道倶知安農業高等学校は、羊蹄山麓の豊かな大自然の中で、土と生命に向き合いながら確かな専門技術と人間性を育む後志唯一の道立農業高校です。
令和7年度から始動した新2コース制(アグリプロダクション/アグリベース)や、JGAP認証ジャガイモ栽培、二世古酒造との連携純米酒「忠」、和牛甲子園出場など、全国トップレベルの魅力的な教育プログラムが凝縮されています。
国公立大学進学から国家公務員農業土木、優良企業就職まで抜群の進路実績を誇り、生徒一人ひとりの夢を全力で後押ししてくれる温かな環境が整っています。
農や食、環境、アグリビジネスに興味がある中学生や、体験を通じて大きく成長したい受検生にとって、倶知安農業高校は未来を力強く切り拓く最高の舞台となるでしょう。

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