【最新】天売高校の偏差値・倍率と進学実績!水産実習・天売学と離島留学まとめ

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【天売高校 サクッとつかむ!学校の特徴まとめ】

  • 学校の特色:日本最北の離島・天売島に位置する日本唯一の島にある公立夜間定時制普通科高校。定時制ながら「3年修業制度」を導入し全日制と同じく3年間で卒業可能。普通科でありながらウニ缶詰やタコ燻製を作る本格的な「水産実習」や郷土探究「天売学」を展開。
  • 入試形式・合格のポイント:推薦選抜および一般選抜を実施。全国から生徒を受け入れる「離島留学」制度が確立されており、受検前の事前相談(羽幌町教育委員会・学校)が必須。学力試験よりも面接・自己PRや島での共同下宿生活への適応力、学ぶ意欲が合否の決定打。
  • 進路・出口実績:4年制大学・短期大学・高等看護学校・各種専門学校への進学から、公務員・一般企業就職まで少人数個別指導で多彩な進路を実現。羽幌町による下宿費助成、オープンスクールフェリー代・宿泊費補助、入学準備金支給など離島留学支援も極めて手厚い。

【天売高校の最新入試データ早見表】

最新偏差値:
(定時制・未算出)
合格目安ランク:
不問〜意欲重視(面接重視)
受検倍率推移:
(定時制課程規格基準)
募集人員・選抜方式:
20名(島外受入8名程度)
定時制普通科 / 個人面接・自己PR

北海道留萌管内の北西、日本海に浮かぶ天売島(てうりとう)は、ウミガラス(オロロン鳥)やウトウなど世界的な海鳥の繁殖地として知られる奇跡の大自然に恵まれた離島です。

この美しい島にある唯一の高等学校が、昭和29年(1954年)に開校した「羽幌町立北海道天売高等学校」です。

日本で唯一の離島にある公立夜間定時制普通科高校として創立72年を迎える伝統校であり、これまでに450名以上の有為な卒業生を社会へと送り出してきました。

全校生徒が十数名という全国屈指の少人数教育環境を活かし、教員と生徒が家族のように寄り添う丁寧な個別学習指導を実践しています。

定時制課程でありながら、土曜授業や通信制併修などを活用した「3年修業制度」を導入しており、全日制高校と全く同様に3年間で卒業して大学進学や就職を目指すことができます。

さらに、普通科高校でありながらウニ缶詰やタコ燻製を自らの手で製造する本格的な「水産実習」や、島の自然・文化を探究する学校設定科目「天売学」など、天売高校でしか体験できない唯一無二のカリキュラムが用意されています。

近年では全国から生徒を受け入れる「離島留学」が大きな注目を集めており、羽幌町による手厚い下宿費助成やオープンスクール交通費補助など、安心して島生活に飛び込める環境が整備されています。

本記事では、受検生や保護者の方が最も知りたい学校の基本情報、入試の仕組みや選抜方針、3年卒業制度のカリキュラム、水産実習、進路実績、島での下宿生活や町の支援制度まで一次データに基づき徹底解説します。

天売高校の基本情報と特徴

沿革・歴史と教育目標・校訓

北海道天売高等学校は、昭和29年(1954年)9月1日、地域住民の強い要望と熱い期待を受けて「北海道天売高等学校」として開校の認可を受けました。

翌昭和30年(1955年)には天売村と羽幌町の合併に伴い、設置者が羽幌町となり「羽幌町立北海道天売高等学校」へと改称されました。

開校以来、離島の教育と文化の灯台として島民に愛され続け、平成27年(2015年)からは島外からの生徒募集(離島留学)を本格的にスタートさせました。

豊かな自然環境の中で自己を見つめ直したい生徒や、少人数でじっくり学び直したい生徒、海の環境や水産加工に興味を持つ生徒たちが全国各地から集まり、活気に満ちた学校生活を送っています。

学校教育目標には「社会や地域の期待に応え、天売でしかできない教育の実践と社会を生き抜く力の育成」を掲げています。

また、校訓として「克己(こっき)」を掲げ、自らの弱さに打ち克ち、他者を思いやりながら困難を乗り越えていく強い意志と豊かな人間性の育成を目指しています。

【天売高校の校訓/教育目標/3大教育方針】

  • 校訓「克己(こっき)」:己の弱さや甘えに打ち克ち、自らの目標に向かって粘り強く努力し、自立した人間として力強く生き抜く。
  • 学校教育目標:社会や地域の期待に応え、天売でしかできない教育の実践と社会を生き抜く力の育成。豊かな自然と地域資源を活用し、他者と協働して未来を切り拓く力を育てる。
  • 3大教育方針:一人ひとりの習熟度に応じた少人数徹底個別指導、水産実習や「天売学」を通じた地域協働型キャリア教育、島での集団生活を通じた人間的成長と規範意識の確立。

天売高校の大きな特色は、島民と学校が完全に一体となった温かいコミュニティです。

地域住民は生徒たちを「島の宝」として温かく迎え入れ、漁業者や島民が実習の講師を務めたり、島民大運動会などの学校行事を幼小中学生や住民全員で盛り上げたりしています。

都会の喧騒から離れ、雄大な日本海と海鳥たちの鳴き声に包まれた環境で、生徒たちは自分らしさを取り戻し、自己肯定感を高めていきます。

天売島は周囲約12kmの緑豊かな島であり、絶滅危惧種オロロン鳥(ウミガラス)をはじめ、世界最大級のウトウの繁殖地として知られています。

日没時に数十万羽のウトウが一斉に巣穴へと帰還する「ウトウの帰巣」は世界的にも類を見ない自然の神秘であり、生徒たちは日常の中でこの壮大な生命のドラマを肌で体感しながら、環境共生や生物多様性の意義を深く学んでいきます。

学科編成と教育課程・学習の特色

天売高校の学科編成は、定時制課程「普通科」です。

定時制高校の修業年限は原則として4年間ですが、天売高校では「3年修業制度」を導入しており、ほとんどの生徒が3年間での卒業を選択しています。

これは、平日の夕方からの授業に加え、土曜授業で開講される「天売学」や、通信制高校との併修制度、夏季・冬季講習を組み合わせることで、3年間で高校卒業に必要な単位(74単位以上)をすべて修得できる画期的なシステムです。

全日制高校と同じ時間軸で大学進学や就職活動に臨むことができるため、卒業後の進路選択において極めて有利な設計となっています。

特色・制度名 カリキュラム・実施内容 教育的効果・進路メリット
3年修業制度 平日の定時制夜間授業に加え、土曜授業(天売学)や長期休業中の集中講習、通信制併修を活用して単位を修得。 全日制高校と同等の3年間で高卒資格を取得可能。同世代と同じタイミングで大学進学・就職が実現。
本格的な水産実習 普通科でありながら水産科目を設置。ウニの缶詰製造、タコやカレイの燻製製造、スモークサーモン加工実習を実施。 地元の漁業者や加工場の協力を得て本物の技術を体感。食と地域産業のつながりを肌で理解し製品は学校祭で大人気。
学校設定科目「天売学」 天売島の歴史・文化・産業・観光・海鳥(ウトウ・オロロン鳥)保護などの課題をフィールドワークで総合的に探究。 地域課題の発見・解決能力を育成。大学総合型選抜や就職試験での強力な自己PR実績として高く評価。
資格取得・検定対策 ビジネス文書実務検定、情報処理検定、簿記検定3級、危険物取扱者乙種4類、英検、漢検、数検の個別指導講習。 取得資格に応じた単位認定制度を導入。少人数制を活かして確実に資格を積み上げ、就職・推薦進学を有利に展開。

普通科高校でありながら水産製造の実習室を備え、生徒一人ひとりが新鮮な地元水産物を加工してオリジナル缶詰や燻製を完成させる体験は、全国でも天売高校でしか味わえない貴重な学びです。

また、検定対策や進学講習も生徒一人に対して教員がマンツーマンで向き合うため、中学時代に勉強が苦手だった生徒でも驚くほどの成長を遂げています。

基本情報一覧とアクセス

天売高校の学校所在地、設置課程、募集人員、連絡先およびアクセス情報を整理しました。

天売島へは羽幌港から羽幌沿海フェリー(高速船またはフェリー)を利用してアクセスします。

学校名 羽幌町立北海道天売高等学校(通称:天売高校)
設置者・区分 羽幌町(町立公立学校) / 定時制課程(夜間定時制・3年修業制度あり)
設置学科・コース 普通科(水産実習・天売学・商業科目履修可能)
1学年募集定員 20名(島外生徒受入受入枠:学生寮・下宿定員により年間8名程度を予定)
所属学区 留萌学区(北海道教育委員会指定・全道学区および全国募集枠あり)
校訓・学校教育目標 校訓「克己」 / 学校教育目標「社会や地域の期待に応え、天売でしかできない教育の実践と社会を生き抜く力の育成」
所在地 〒078-3954 北海道苫前郡羽幌町大字天売字前浜100
電話・連絡先 TEL: 01648-3-5144 / FAX: 01648-3-9988 / 羽幌町教委: 0164-68-7010
主な交通アクセス 羽幌港フェリーターミナルより羽幌沿海フェリーで天売港へ(高速船で約35分、フェリーで約60分)、天売港下船後徒歩約5分
公式サイト 北海道天売高等学校 公式Webサイト

天売高校の最新偏差値と合格ライン

合格目安内申点と学力検査目標

天売高校は小規模な町立夜間定時制高校であるため、大手進学情報ポータル等の公開模擬試験データにおける偏差値は公表されておらず未算出(-)となっています。

北海道公立高校入試の基準においても、定時制課程の受検選考では偏差値という一律の数値指標で合否が決定されることはありません。

合格目安内申点についても特定のランク基準は設けられておらず、中学校での成績ランクが不問(A〜Jランクまで全ランク対象)とされています。

天売高校の入試において最も重視されるのは、過去の成績や偏差値の高さではなく、「なぜ天売高校で学びたいのか」「天売島でどのような高校生活を送りたいのか」という明確な意志と目的意識です。

中学校時代に不登校を経験した生徒や、集団生活に悩んだ経験を持つ生徒であっても、新たな環境で一歩を踏み出したいという強い気持ちがあれば、学校や地域は温かく受け入れてくれます。

内申ランク帯 学力・学力検査の目安 合否選考での重視ポイント
A〜Gランク 基礎学力が十分に定着。大学進学や資格取得に向けた発展的学習が期待される層。 離島留学の目的(自然探究、地域貢献など)を論理的に語れるかどうかがポイント。
H〜Jランク 基礎の学び直しを希望する層。少人数授業で着実にステップアップ可能。 面接での素直な姿勢や、島での規則正しい生活・ルールを守る意欲が極めて重要。
不登校・学力不安層 欠席日数が多く内申点が低い場合でも、出願書類と個人面接で個別に人物評価。 事前の学校見学・相談を経て、離島留学への強い熱意と覚悟を伝えられるかが鍵。

天売高校の授業では、学力差を気にする必要は一切ありません。

国語・数学・英語などの主要教科では、生徒一人ひとりの理解度やつまずきポイントに合わせて、先生が隣について丁寧に基礎から教え直してくれます。

「中学時代の分数計算や方程式が苦手」「英語の文法がわからない」といった悩みに対しても、小学校や中学校の復習からスタートできるため、無理なく着実に学力を伸ばすことができます。

また、大学進学や公務員受験を目指す生徒には、個別の放課後進学講習や小論文添削、面接特訓が組まれ、ハイレベルな学習指導も受けることができます。

このように、基礎の学び直しから難関進路の突破まで、生徒一人ひとりの希望に100%合わせたオーダーメイドの学習サポートが受けられる点こそ、全国の受検生や保護者から天売高校が選ばれる最大の理由です。

合否判定ウェイトと選考基準

天売高校の入学者選抜では、面接試験および出願書類(自己アピール文・調査書等)が選考の最重要ウェイトを占めます。

離島という特殊な環境で生活するため、本土とは異なる生活様式や、下宿・学生寮での共同生活に対して前向きに適応できる精神的な自立心や協調性が厳しく確認されます。

そのため、出願を検討している受検生および保護者は、事前に羽幌町教育委員会および天売高校へ連絡し、事前の面談やオープンスクールへの参加を強く推奨されています。

事前面談を通じて学校側の教育環境や島での生活実態を十分に理解し、納得した上で受検に臨むことが、合格および入学後の充実した学校生活を送るための最大の秘訣です。

天売高校の推薦入試・一般入試と倍率

入試方式(推薦選抜と一般選抜)

天売高校の入学者選抜は、北海道公立高等学校入学者選抜要項に基づき「推薦入学者選抜」と「一般入学者選抜」が実施されます。

推薦入学者選抜では学力検査は行われず、個人面接試験と出願書類審査によって総合的に合否が判定されます。

一般入学者選抜においても、面接試験が全員に課され、基礎的な学力とともに高校生活への意欲や人物面が丁寧に評価されます。

出願区分としては、天売島内の中学校出身者だけでなく、全道および全国からの出願が広く認められています。

ただし、島内にある学生寮や指定下宿(オロロン荘等)の受け入れ可能室数に上限があるため、島外からの受入定員は各年度8名程度に制限されています。

試験内容の傾向と対策(面接・学力検査など)

天売高校の入試対策において、最も注力すべきは「面接試験」と「志望理由の言語化」です。

面接試験では、一般的な高校入試で聞かれる志望動機に加え、離島生活特有の質問が多く投げかけられます:
「なぜ親元を離れて、天売島という離島の高校を選んだのか」
「3年修業制度を利用して、どのような進路目標を実現したいか」
「ウニ缶製造などの水産実習や、土曜日の天売学にどう取り組みたいか」
「下宿生活において、仲間と互いに協力して規則正しい共同生活を送れるか」
「島特有の不便さ(悪天候によるフェリー欠航や娯楽施設の少なさ)を受け入れられるか」
これらの質問に対して、美辞麗句を並べるのではなく、自分の言葉で飾らずに素直な心情や目標を語れる受検生が高く評価されます。

オープンスクールや事前面談に参加し、実際に島を訪れて感じたことや、学校の先生・島民と交わした言葉をエピソードとして盛り込むと、面接官に強い説得力を与えることができます。

入試倍率の推移(直近3カ年)

北海道公立高校受験ガイドの公式規格基準に基づき、定時制課程の公立高校における入試倍率データは公定の「ハイフン(-)」表記として整理されます。

天売高校は募集定員20名(島外受入8名程度)に対して、出願者数が定員を大きく上回るような極端な高倍率競争となることは極めて稀です。

受け入れ枠の範囲内において、事前面談を通じて熱意と適性が確認された受検生は手堅く合格を勝ち取っています。

選抜区分 募集学科・定員 島外受入受入枠 選考内容 最新入試倍率
推薦入学者選抜 定時制普通科 20名 寮・下宿定員(8名程度) 個人面接試験、出願書類審査(調査書・自己推薦書等)※学力検査なし
一般入学者選抜 定時制普通科 20名 寮・下宿定員(8名程度) 学力検査(北海道公立高共通問題)、個人面接試験、出願書類審査

倍率競争による不合格の心配よりも、島外受入枠(約8名)の枠が早期に埋まる可能性があるため、天売高校への進学を希望する場合は、中学3年生の春〜夏にかけて羽幌町教育委員会へ早めに問い合わせを行うことが重要です。

天売高校の進路・大学合格実績

大学・短大・専門学校への進学実績

天売高校の卒業生は、少人数制の手厚い進路サポートを背景に、大学・短大・高等看護学校・各種専門学校など多彩な進学先へと羽ばたいています。

夜間定時制高校でありながら「3年修業制度」によって3年間で確固たる学力を身につけられるため、一般選抜はもちろん、総合型選抜や学校推薦型選抜を活用した大学合格実績が豊富です。

特に、水産実習や「天売学」でのフィールドワーク、オロロン鳥保護活動などの探究活動は、大学入試の自己推薦文や志望理由書において全国の受検生にない圧倒的な強みとなります。

私立大学への進学実績をはじめ、看護学校や医療系・福祉系専門学校、調理製菓系、情報ビジネス系、デザイン系専門学校など、生徒一人ひとりの夢に応じた幅広い合格実績を誇っています。

就職実績と主な就職先・公務員

就職を希望する生徒に対しても、手厚い個別面接指導や履歴書添削、ビジネスマナー指導が行われており、就職決定率は毎年100%を誇ります。

卒業生の就職先は、天売島内や羽幌町内、留萌管内にとどまらず、札幌市をはじめとする道内各地や道外企業に至るまで多岐にわたります。

水産業・食品加工業、観光・ホテル産業、建設・運輸企業、福祉施設など、様々な産業界で卒業生が頼もしい戦力として活躍しています。

また、公務員(町役場や自衛隊など)を目指す生徒への個別指導も放課後を活用して行われており、生徒の希望に合わせた柔軟な進路指導が徹底されています。

進路区分 主な合格先・就職先分野 進路指導の特色とサポート体制
大学・短期大学 道内私立大学(文系・環境系・社会系)、短期大学(保育・幼児教育・地域系) 「天売学」の探究実績をフルに活かした総合型選抜・自己推薦対策。マンツーマン小論文指導。
看護学校・専門学校 高等看護学院、医療福祉系専門学校、調理製菓専門学校、IT・情報ビジネス専門学校 ほか 少人数だからこそできる徹底した学科試験・面接指導。各種検定資格(簿記・情報・英語)の活用。
一般企業就職 水産加工企業、ホテル・観光サービス、建設業、運輸業、食品販売企業 ほか 島内でのアルバイトや水産実習で培った実践的な社会人マナーが強みとなり、高い内定率を維持。
公務員・その他 地方公務員(町役場等)、自衛隊、地域産業後継者 ほか 公務員採用試験に向けた個別補習と模擬試験指導の実施。

天売高校の学校生活・部活動・校風

全道・全国大会出場の活発な部活動

天売高校では、全校生徒数が十数名という小規模校でありながら、生徒一人ひとりが主体的に部活動を選択し、熱心に活動しています。

体育系では、バドミントン部が全道大会出場を目指して土日や平日放課後に顧問教員とともに真剣なラリーを繰り広げています。

また軟式野球部は、全国定時制通信制軟式野球大会出場を大きな目標に掲げ、部員同士の強い絆で基礎練習に取り組んでいます。

文化系では、家庭部がアットホームな雰囲気の中で料理・手芸やボランティア活動を行い、地域のウェルビーイング向上に貢献しています。

さらにESS部(英語部)では、海外のボードゲームを通じた異文化交流や英検取得に向けた学習会を定期的に開催し、少人数ならではの温かい活動を展開しています。

区分 部活動・同好会一覧 活動の特色と主な実績
体育系部活動 バドミントン部、軟式野球部 バドミントン部は全道大会出場を目指し顧問とマンツーマン練習。軟式野球部は定通制全国大会出場を目標に初勝利を目指して団結。
文化系部活動 家庭部、ESS部(英語部) 家庭部は料理・手芸・地域ボランティアを実施。ESS部は海外ボードゲームを通じた英語体験や英検対策学習会を月1〜2回開催。
外局・生徒会 生徒会執行部、水産クラブ 全校生徒が役員・主役として学校行事や島民大運動会を企画運営。水産クラブによる加工品研究発表や地域イベント出店。

伝統の年間行事・学校行事

天売高校の年間学校行事は、生徒全員が主役となって島全体を巻き込む活気に満ちています。

春には島内の自然を満喫する「炊事遠足」や島民大運動会が開催されます。

島民大運動会は、保育所児から幼小中学生、高校生、島民全員が一堂に会して赤組・白組に分かれて競い合う島最大の交流イベントです。

夏季にはウニ漁の最盛期に合わせて「ウニ缶製造実習」が行われ、獲れたての新鮮なウニを自らの手で缶詰に密封・加熱殺菌する伝統実習を体験します。

秋には「タコ燻製実習」や「学校祭」が開催され、生徒手作りのウニ缶やタコ燻製が販売されて地域の人々に喜ばれます。

さらに体協ソフトボール大会への島民合同出場、大学見学ツアー、見学旅行(修学旅行)など、離島にいながら社会性を広げられる豊かな体験行事がぎっしり詰まっています。

学期・時期 主な学校行事・体験実習 行事の特色と生徒の成長
1学期(4月〜7月) 入学式、着任式、炊事遠足、島民大運動会、ウニ缶製造実習、体協ソフトボール大会、土曜天売学開講 島外からの新入生が島民と打ち解け、ウニ缶実習で水産加工の基礎を体感。地域一体の運動会で連帯感を構築。
2学期(8月〜12月) 学校祭、タコ燻製実習、カレイ燻製実習、1年大学見学ツアー、見学旅行(修学旅行)、球技大会 水産実習製品を学校祭で地域に還元。大学見学ツアーを通じて離島から本土の高等教育機関への視野を広げる。
3学期(1月〜3月) 冬季スキー授業、天売学研究発表会、資格検定試験、予餞会(送る会)、卒業証書授与式 1年間の天売学の探究成果を地域に発表。島民全員に見守られながら感動の卒業式を迎え、巣立ちを祝福。

制服・校則と教育環境

天売高校には指定の制服はなく、私服通学が認められています。

TPOに応じた清潔感のある服装が求められ、面接練習や公式行事の際にはスーツスタイルやフォーマルなジャケットスタイルを着用して社会人としてのマナーを身につけます。

水産実習の際には、衛生基準に適合した専用の白衣・衛生帽・エプロン・長靴を着用し、食品衛生管理の徹底を図ります。

校則は、過度な制限を課すのではなく、「島民として、社会人として恥ずかしくない行動をとること」を基本原則とした自律的な指導が行われています。

挨拶の励行、時間を守ること、身の回りの整理整頓など、社会で生き抜くために本当に必要な生活習慣が重視されています。

島外からの受検生が暮らす住環境としては、島内の指定下宿(オロロン荘等)や学生寮が用意されています。

下宿では大家さんによる栄養バランスの取れた温かい家庭料理が3食提供され、病気やケガの際にも親身な見守りが行われます。

夜間定時制高校のため、昼間の時間帯は下宿での自習や補習、部活動、または島内の施設や郵便局・商店等でのアルバイト(社会体験)を行うことも可能です。

夕方17時頃から登校して夜間に授業を受け、下宿に戻って温かい夕食と入浴を済ませて仲間と語り合う生活は、他では決して得られない深い絆と豊かな人間性を育みます。

時間帯 スケジュール・生活内容 生活リズムと学びの特色
07:30〜09:00 起床、洗面・居室清掃、下宿での朝食 大家さんの手作り朝食で1日をスタート。身の回りの整理整頓を徹底。
09:00〜16:30 昼間の活動(自習、進学補習、資格勉強、部活動、島内アルバイト等)、昼食 夜間定時制ならではの充実した昼間時間。個別学習や地域での社会体験活動に有効活用。
16:45〜21:30 登校、SHR、夜間授業(1校時〜4校時)、給食(補食)・清掃・終礼 集中して取り組む少人数授業。教員との対話形式で疑問を残さずその日のうちに解決。
21:30〜23:30 帰宅(下宿へ)、夕食・入浴、自由時間・団らん、就寝準備・消灯 下宿の仲間たちと語り合いリラックス。温かいお風呂と夜食で一日の疲れを癒やして就寝。
支援項目 羽幌町による手厚い補助・支援内容 対象者・保護者のメリット
下宿料の助成制度 島外から入学した生徒の下宿費に対して、羽幌町が月額補助金を支給。自己負担を大幅に軽減。 島外受講生全員。毎月の生活費負担が抑えられ、安心して島外から進学させることが可能。
オープンスクール交通・宿泊費補助 学校見学や体験入学に参加する中学生・保護者に対し、フェリー乗船料や島内宿泊費を補助。 受検検討者全員。事前の現地見学にかかる交通・滞在コストの負担を気にせず島を体験可能。
入学準備金・就学支援 入学時に必要な教材費や学用品費に対する助成制度、町独自の就学支援制度を配備。 新入生保護者。初期費用の不安を解消し、スムーズな新生活のスタートをバックアップ。
帰省フェリー代補助・医療費助成 長期休業(夏・冬休み等)の帰省フェリー代補助や、高校生医療費の助成制度を実施。 在校生全員。定期的な帰省にかかる交通費負担を軽減し、病気や怪我の際も安心して生活。

FAQ-天売高校のよくある質問

Q1: 定時制高校ですが、全日制高校と同じように3年間で卒業できますか?大学進学も可能ですか?

A1: はい、全く問題なく3年間で卒業可能です。天売高校では「3年修業制度」を導入しており、平日の夜間授業に加えて土曜授業(天売学)や長期休業中の集中講習、通信制高校との併修を活用することで、全日制と同じく3年間で必要な単位を修得できます。また、進路についても4年制大学、短期大学、高等看護学校、各種専門学校への進学実績が豊富にあり、全日制と同等の高卒資格として進路実現が可能です。

Q2: 北海道外や島外からの受検・離島留学は可能ですか?住む場所はありますか?

A2: はい、全国どこからでも出願・受検が可能です。近年は本州や北海道本土から多くの生徒が離島留学として入学しています。島内には指定下宿(オロロン荘等)や学生寮が整備されており、温かい3食付きの生活環境が整っています。ただし、下宿の部屋数に限りがあるため島外生の受け入れは年間8名程度となっています。受検を希望される場合は、事前に羽幌町教育委員会または天売高校へご相談ください。

Q3: 中学校で不登校だったり成績に不安がある場合でも出願・合格できますか?

A3: 十分に合格を目指せます。天売高校の入試では過去の内申点や偏差値よりも、「天売高校で新たに学び直したい」「島での生活に挑戦したい」という受検生本人の前向きな意欲や人間性を最も重視して選考を行います。少人数教育のため、入学後は生徒一人ひとりの学力に合わせて基礎から丁寧にやり直すことができます。事前のオープンスクールや教育相談にぜひご参加ください。

Q4: 普通科高校なのに「水産実習」や「ウニ缶づくり」ができるのは本当ですか?

A4: 本当です。天売島という豊かな海洋環境を活かし、普通科高校でありながら学校設定科目として本格的な水産実習を行っています。旬のウニを缶詰にする実習や、タコやカレイの燻製、スモークサーモン製造などを地元漁業者や加工場の協力のもとで体験します。生徒手作りの缶詰や燻製は学校祭でも提供され、島民や観光客から絶賛される伝統の人気プログラムです。

Q5: 夜間定時制高校ということですが、昼間の時間はどのように過ごすのですか?

A5: 昼間の時間は非常に有意義かつ柔軟に活用されています。下宿での自習や資格試験(簿記・情報・英語等)の勉強、学校での進学個別補習、部活動の自主練習のほか、島内の商店や観光施設、郵便局等でアルバイトを行い、社会体験と自立の練習を積む生徒もいます。夕方17時頃から登校して集中して授業を受けるため、生活にメリハリが生まれます。

まとめ

羽幌町立北海道天売高等学校は、海鳥が舞う奇跡の離島・天売島をキャンパスとして、生徒一人ひとりが自己肯定感を育みながら力強く成長できる唯一無二の定時制普通科高校です。

定時制でありながら全日制と同じく3年間で卒業できる「3年修業制度」、ウニ缶やタコ燻製を手作りする本格的な「水産実習」、島の歴史やオロロン鳥保護を探究する「天売学」など、ここでしか得られない体験がぎっしり詰まっています。

また、全校十数名の少人数だからこそ、先生方が家族のように親身になって学習や進路に寄り添い、大学・短大・看護学校・優良企業への確かな進路実現を果たしています。

さらに、羽幌町による下宿費助成やオープンスクール交通費補助など、手厚い離島留学支援が整っており、全国各地から島での高校生活に飛び込む中学生を温かく迎え入れています。

日常の喧騒を離れ、温かい島民に見守られながら、一生涯の仲間とともに自立した高校生活を送りたい中学生にとって、天売高校は未来を拓く最高の舞台です。

興味を持たれた方は、ぜひ羽幌町教育委員会や天売高校へ事前相談を行い、オープンスクールで天売島の息吹を直接体感してみてください。

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